Windows Defenderのオフラインスキャンが開始できない場合

Windows Defenderのオフラインスキャンが開始できない場合の対処法

・Windows Defenderのオフラインスキャンが開始できない場合
・実行を押しても始まらない場合
の対処法です。

まず、PowerShellを管理者権限で実行し、下記コマンドを実行する。

Start-MpWDOScan

このコマンドだけでオフラインスキャンを開始できる場合がある。
開始できない場合、何らかのエラーが発生する(例えば、0x80070032など)。

エラーが発生する場合、WindowsRE(回復環境)が有効になっていない可能性がある。
(オフラインスキャンは回復環境でスキャンを実行するため、回復環境が無効だと開始できないらしい)

既定では、WinRE は Windows 10 と Windows 11 のデスクトップ エディション (Home、Pro、Enterprise、Education) と Windows Server 2016 以降のインストールに事前に読み込まれています。
Windows 回復環境 (Windows RE)

reagentc /info

をコマンドラインで実行し、

Windows RE status: Disabled

と表示されたら回復環境が無効になっているため、これを有効化する。
有効化のコマンド

reagentc /enable

を実行する。

なお、管理者権限のないPowerShellで実行した場合には、

このコマンドは、管理者特権でのコマンド プロンプトからのみ実行できます。
REAGENTC.EXE: 操作に失敗しました: 5
REAGENTC.EXE: エラーが発生しました。

といったエラーが発生するため、管理者権限で実行する必要がある。

ここまでの手順を踏めば、Windows Defenderのオフラインスキャンが実行できるはずである。
(BitLockerを有効にしている場合はCドライブの保護を中断した方が良いかもしれない?)

おわり

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